ブライアン・L. ワイス
PHP研究所 刊
発売日 1996-09
前世を誇張しすぎない、誠実な本です 2006-08-10
”前世”というテーマなので、ドラマティックでエキサイティングな
展開を期待するかもしれませんが、一部屋の診療室で起こったことを記述
しただけの、意外と地味なストーリーです。
前世療法をしている場景は、地味で、日常の延長に過ぎない感じなのです
が、そこで被験者が語る言葉は場景とは対称的に、人智を超えていて、壮
大で奥深いのです。
催眠の変性意識状態は、心の傷の治癒に非常によく効きます。
私は実際に催眠療法を受けたことがありますが、自分の身体の中心、心の
中心からメッセージや思い出、感覚が沸き上がってくるというか、自動的
に思い出されてくる感じなのです。トランス状態なので物語りを巧妙に考
えるなんて余裕はありません。ただただ、情景や思いが自然と浮かび上
がってくるのです。テレビの演出のようなわざとらしいとか大袈裟な感じ
はありません。
とても静かに、自然な状態で思い出されるのです。
米国の精神医学界の権威が書いた本ですので、疑り深い人でも、抵抗を感
じずに読めると思います。
(著者の科学者としての慎重な姿勢も好感的です。)
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